皓星社メールマガジン、第60号をお届けします。
このメールマガジンは月に1度、株式会社皓星社の「ざっさくプラス」最新情報、新刊案内、グループ会社の絵本出版・ハッピーオウル社の新刊案内、そして近代出版研究所の活動等を配信します。ぜひお知り合いの方々へ転送、拡散ください。
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目 次
★【特別寄稿】国会図書館の絵はがき(小林昌樹)
☆ 【連載】趣味の近代日本出版史 第53回(河原努)
★ ざっさくプラスニュース
☆ じんぶつプラスニュース
★ 皓星社出版ニュース
☆ 皓星社note記事・連載
★ フェア・イベント案内
☆ 近代出版研究所だより
★「皓星社友の会」のご案内
☆ 編集後記
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★【特別寄稿】国会図書館の絵はがき――この目で見る図書館稼働史②
小林昌樹(『近代出版研究』編集長)
■図書館稼働中――戦前の写真絵はがき収集の完了
2008年に図書館絵はがきを集め始めた時、目標は戦前のレファレンス・カウンターをこの目で見ることだった。大学でレファレンス・サービスなるものを聞いて驚き、でもどこでもやってないじゃんか、とそのウサン臭さをいぶかしく思った私にとって、日本のレファレンス・サービス史は渋沢敬三のいう「失敗史」なのだが。それはともかく大正期に早稲田大学の米国帰り司書・毛利宮彦が国内に紹介して以来、細々ながら県立図書館や大都市の図書館で行われたという記録は残っている。
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☆【連載】趣味の近代日本出版史
第54回 手元の饅頭本と仰ぎ見る先輩とのつながり――名著出版の中村安孝
河原努(皓星社・近代出版研究所)
■「じんぶつプラス」の登載冊数、ようやく1000冊を超えました
今年(2026年)4月に正式リリースした、弊社の人物情報データベース「じんぶつプラス」。これを端的にいえば、多数の人物情報が掲載された書籍(人名事典、紳士録、人物列伝、名簿など。総称して「人物叢伝」という)の目次を集積して一括横断検索できるデータベースだ。著作権をクリアしている書籍については本文を見られるようにして、本文の全文検索もできる。1万人を収録した人名事典も、5人しかいない人物列伝でも等しく1冊なのだが、今週、構築を始めて約2年でようやく登載冊数が1000冊に到達した(目次の延べ登載人数は約78万人)。
(……続きを読む)
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★ざっさくプラスニュース
【先月からの新規登載情報】
新規登載雑誌は、X(旧Twitter)のざっさくプラス&じんぶつプラス(@zassakuplus)で随時お知らせしております。真面目なものからとぼけたものまで、世の中のいろんな面白い雑誌を紹介していきます。フォロー&リアクションいただければ励みになります。
〇独自登載分
「月刊ジャストモアイ」創刊号(1989年6月)~142号(2001年3月)
※ワープロソフト「一太郎」や漢字変換ソフト「ATOK」で知られるジャストシステムのパソコン誌(月刊)。自社商品の紹介や、紀田順一郎「日本語大博物誌」、荒俣宏「データベース夜明け前」を連載。4381文献を登載。
「饗宴」創刊号(1976年5月)~10(1983年6月)
※書肆林檎屋発行の詩誌で、編集人を務める高橋睦郎と、鷲巣繁男、多田智満子の3人の同人雑誌。国会図書館未所蔵。鷲巣の追悼号の10号で休刊。呉茂一追悼の臨時増刊号を含む11冊を登載。吉岡実、井上輝夫、相沢啓三、渋沢孝輔らが寄稿。
「神道」第1号(明治23年12月)~第16号(明治27年5月)
「まこと」第1号(明治28年7月)~第35号(明治32年6月)
※教派神道の一派である神道本局(現・神道大教)の機関誌。木村悠之介様からご提供頂き、計649文献を登載。
「国際観光」1(1)(1933年2月)~7(4)(1939年10月)[デジコレ]
「観光」8(1)(1940年1月)~3(4)(1943年4月)[デジコレ]
※国際観光協会→日本観光連盟の雑誌(季刊)で、8号1巻から「観光」に誌名を変更。NDLデジタルコレクションからの登載。8巻3号欠。
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☆じんぶつプラスニュース
連載にも書きましたが、登載書籍の冊数が1000冊を超えました! 1200冊、1500冊と着実に件数を増やしていきますので、応援よろしくお願いいたします!
【先月からの新規登載情報】
新規登載資料は、X(旧Twitter)のざっさくプラス&じんぶつプラス(@zassakuplus)で随時お知らせしております。フォロー&リアクションいただければ励みになります。
〇独自登載分
『決定版 戦没画学生人名録』皓星社(2022)
※弊社刊、戦没画学生慰霊美術館無言館編の、日中戦争および太平洋戦争で亡くなった画学生を中心とする、510名の経歴と遺作品図版を収録した人名録。無言館主・窪島誠一郎様の快諾を得て公開します!
『日本陸海軍総合事典 第2版』東京大学出版会(2005)
※秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』(1991)の第2版。日本の主要陸海軍人1895人の履歴をコンパクトにまとめた有用な資料。国会図書館では未電子化のためデジコレで閲覧できない。目次データを登載して検索できるようにしました。
〇デジコレ目次登載分
書名にあるリンクを踏んでもらえればわかりますが「デジタルコレクション」の「目次」にはコマ番号があるだけです。「じんぶつプラス」を経由すれば、登載した目次に掲載頁のURLを紐付けているので、すぐにその人物の掲載頁に跳べます。
『現代沖縄人物三千人』沖縄タイムス社(1966)
※本土復帰前の沖縄で出版された紳士録。定価5ドル。1頁3人収録で、顔写真を含む人物情報を掲載している。補遺も含めて3745人の目次データを登載。
『霊術と霊術家 破邪顕正』二松堂書店(1928)
※霊界廓清同志会編、二松堂書店刊の戦前の“霊術家”名鑑で、心霊治療、精神療法を行う人物を対象に、中村天風、中村古峡などを含む138人を収録。類書が無いので貴重。
『五高人物史』五高人物史刊行会(1959)
※熊本にあった旧制第五高等学校(五高)に関連する人物及び卒業生の人名録で、1646人を収録。五高で教鞭を執った夏目漱石や小泉八雲などを含み、後半は卒業生の紳士録となっている。
『戦時体制下に於ける事業及人物』東京電報通信社(1944)
※太平洋戦争末期に出版された組織及び人物紹介本で、1300頁を超える大著。個人名で立項されている1444人を収録したが、組織(会社)の項目にも社長などの人物情報が織り込まれていることがある。
【閉鎖するデータベースのデータ、お引き受けします】
弊社は、閉鎖予定のデータベースのデータを引き取り、続けて公開します。図書館関係者の方から「科研で作られた有益なデータベースが、教授の退官時や公開サイトの閉鎖時に消滅してしまうものが多い」という声を聞いての取り組みです。
過去にお引き受けしたものに「日本の参考図書WEB版」があります。
詳しいお話をお聞きになりたい方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
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★皓星社出版ニュース
【新刊】
5月18日発売
・ 『本棚に会いに行く:司書記者と旅する20のブックスポット』
谷野哲郎著 A5判並製 256ぺージ 定価2,300円
スポーツ・文化系の新聞記者である著者は、50代半ばで思い立って図書館司書の資格を取得し、「本のある場所」をめぐる連載「司書記者の旅をする本棚」を始めました。取材先は図書館、ミュージアム、書店にはじまり、喫茶店や移動書店まで多岐にわたります。営利・非営利、企業・個人をとわず、訪れた人が自然に癒されてしまうような「本棚」を巡りつづけて、「司書記者」に見えてきたものとは…? 取材した作家さん方から伺ったエピソードや、突然司書資格を取ることにしたいきさつ、紙幅の都合で新聞紙面では書けなかった内容などを大幅に加筆し1冊になります!帯は小説家の標野凪さんにいただきました!
5月27日発売
・ 『メガホンとペンライト 韓国の騒ぎながら民主主義』
キム・キョンファ著 四六判並製 264ぺージ 定価2,200円
2024年冬、韓国で起きた非常戒厳令事態に対して、尹錫悦元大統領の弾劾を求めるデモには100万人を超える市民が参加した。広場にはペンライトの光とユニークな旗が溢れる多層的な連帯の光景が広がり、新しいデモの形として注目を集めている。
人から人へ思いをつなげる「デモ」という手段は、どのように拡張され、どのように社会を変えてきたのか?
「デモに出た方が精神的に救われた」というメディア人類学者の著者が日韓の比較から考える、政治と文化の交差点。
装画は日本のデモ現場でもイラストが多用されている、安達茉莉子さん。
〈試し読み公開中!〉
https://note.com/koseisha/n/n3b599c4ea384
本書「はじめに」の一部を弊社noteで公開いたしました。著者がデモに興味をもったきっかけは? 「メガホンとペンライト」というタイトルに隠された意味とは?
2024年10月に刊行したキム・キョンファさんの共著『二代男と改革娘』もぜひあわせてご覧ください。
先行公開版のnote連載(全5回)はこちら!
5月30日発売予定
・片山ふく子詩集『消え去る前の』(ブックレット詩集32)
A5判並製 88ページ 定価1300円
モノクローム・プロジェクト(代表・一色真理)さん発行の詩集の発売元をお引き受けすることになりました。本詩集は「火片」同人の片山ふく子さんの第三詩集。癌で夭折した次女・愛さんの魂を追いかけて、悪夢の中を彷徨した詩人が地獄めぐりの果てにたどりついた世界とは?
【近刊】
6月13日発売
・鎌田慧セレクション11『沖縄とわが旅路』
鎌田慧著 A5判並製 328ページ 定価 2700 円
在日米軍基地の70パーセントが集中する沖縄に、21世紀に入って離島への自衛隊のミサイル基地が加わり、全島が「新軍国主義」の最前線になった。
沖縄海洋博の惨状とその後の基地反対闘争をルポする『沖縄─抵抗と希望の島』、「沖縄は基地をつくらせない」。ルポライターとして立つ原点となった少年の日の葛藤と町工場の下積み労働者たちとの出会いを綴った「わが旅路」を収める。
6月19日発売
・『ファルスについて 偏愛的作家論』
松山巖著 四六判上製 256 ページ 定価 2800 円
幸田露伴のデビュー作から須賀敦子が死の直前まで構想を練っていた未完の小説まで。本書『ファルスについて』は表題が示すように坂口安吾と石川淳というふたりの無頼派作家の小説論を軸に据えながら20世紀日本の文学をたどる旅です。作品のうちに時代と都市の変貌を見透かす著者の姿勢は一貫していて、わけても明治の大逆事件、大正末期の関東大震災が作家に与えた衝撃と影響については少なからぬページが割かれています。前者で登場するのは石川啄木、中里介山、佐藤春夫、後者は江戸川乱歩、夢野久作、久生十蘭。『乱歩と東京』『群衆』の読後感があらたによみがえる作家論、ぜひご一読ください。
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〈著者の松山さんより〉
ひさしぶりに本を出すことになった。書評集『本を読む。』以来だからじつに8年ぶり。どれも既発表なのは前著と同様で、当然のことながら見覚えのある論旨はあってもすべて単著に未収録の論考やエッセイからなっている。私自身書いたことを忘れていた文章もあったが、どこかに置き忘れていたパズルのピースが舞い戻ってきたようでうれしい。楽しんでお読みいただければ、と思う次第(本書あとがき)
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7/13発売予定
・『石とザアタルの地 パレスチナ文学アンソロジー』
山本薫 編 四六判並製 248 ページ 予価 2600 円
海が大好きだった弟、太陽の写真を撮ることが好きだった夫……。レバノンでの虐殺とイスラエルによる空爆を経て「殉難者の妻」になるまでを夢と現実のあわいで回想する表題作「石とザアタルの地」のほか、1950年代から現代まで8名の作家による詩・小説を収録。山本 薫、岡 真理、武田朝子、田浪亜央江、佐藤まなによる作家・作品の訳者解説を付す。
破壊と殺戮のなかで、その歴史を物語に託し、書き紡いできた者がいる。パレスチナのために、自由のために。
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不条理に故郷を奪われ、権利や尊厳をどれだけ踏みにじられようとも、文学という最も人間的な創造行為をあきらめないパレスチナ人作家たちの存在は、それ自体が希望である。(編者解説より)
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【好評既刊】
・高野光平『昭和五十年代をさがして』
\朝日新聞(5月23日)ほか各紙で書評掲載!/
昭和文化をテーマとしたテレビ番組の監修も務める大学教授が、自身の体験をふまえたうえで資料を丁寧に読み解き、その暮らしと文化をディテール豊かに読みやすい文章で綴った学術的エッセイ。
【書評・掲載情報】※リンクありのものはウェブ上で記事が読めます
・共同通信配信/安元隆子『金子文子 反逆の思想』
評者は神戸大学教授の長志珠絵さんです。
〈文子の思想編成をジェンダーの視座から丁寧にたどる〉〈政府による市民監視の懸念がある法整備が進む昨今、文子の「反逆の思想」は改めて示唆を多く含むだろう〉
書籍情報はこちら
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・朝日新聞 2026年5月23日/高野光平『昭和五十年代をさがして』
評者は東京大学名誉教授(政治学)の御厨貴さんです。
〈忘れてたよ、アイテムがすべてというボクらの暮らしと人生〉〈ボクらにテレビっ子世代を思いださせる〉〈そうか、管理野球の最初の時代か〉
書籍情報はこちら
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・「美術手帖」2026年7月号/真鍋祐子 編『越境のアーティスト 富山妙子』
評者はキュレーターの清水冴さんです。
〈最良の入門書でありながら、決してそれにはとどまらない〉〈「野蛮(暴力)の時代」において、私たちが語りを紡いでいくための一冊となるだろう〉
書籍情報はこちら
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☆皓星社note記事・連載
皓星社のnoteを立ち上げました! 書籍情報やイベント・フェアのお知らせ、試し読みなどを掲載しています。
https://note.com/koseisha
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★ フェア・イベント案内
【イベント・出展情報】
7月5日(日)11:00~13:00
『メガホンとペンライト』刊行記念来日イベント
キム・キョンファ×安達茉莉子「みんなでデモを考える 日韓市民ミーティング!
主催・会場:本屋B&B(東京都世田谷区) 会場参加/オンライン配信
『メガホンとペンライト』の刊行を記念し、著者でメディア人類学者のキム・キョンファさんと、本書の装画を担当した作家の安達茉莉子さんのイベントを開催します。
ペンライト持ち込み大歓迎! ペンライト、プラカード、フラッグ、本など、デモで輝くお気に入りのアイテムもぜひお持ち寄りください。当日はイベント内でご紹介させていただくかも!? キム・キョンファさんと安達茉莉子さんへの事前質問も募集しています。
【選書フェアいろいろあります】
皓星社では、色々な選書フェアをご用意しています。ブックリスト(10〜100冊以上まで!)の中からお店向けのタイトルを選んでいただき、規模や時期はお店の都合に合わせて実施できます。開催希望の書店さま、いつでもお声かけください。リストやコメント付きの冊子など可能な限りご用意します。ご希望の書店様は こちら からご連絡ください。
『本棚に会いに行く 司書記者と旅する20のブックスポット』司書記者が選ぶ旅のお供
図書館、書店、喫茶店や移動書店などの20の「本棚」を旅するエッセイ集『本棚に会いに行く』著者の谷野哲郎さんが選書した、ブックスポットめぐりのお供に読みたいおすすめの本を推薦文つきでピックアップしました。
『鎌田慧セレクション-現代の記録-』フェア
鎌田慧さんが、ご自分が影響を受けた本・ご自分の分野と隣接する本78冊と、ご自身の著書55冊を選び、コメントを付してくれました! 日本の戦後社会の闇が浮かび上がるようなフェアの開催、いかがでしょうか?━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆近代出版研究所だより
第6号のテーマも決まり、少しずつ準備中です。でも先に夏コミ(C108)に出す「近代出版研究叢書」の準備かな……。小林さんの短期連載の原稿を収録した『国会図書館か国民図書館か 国立国会図書館ウチ・ソト通史』の増補版になる予定です。
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★「皓星社友の会」のご案内
ご好評頂いている「皓星社友の会」、2025年度(2025年7月〜2026年6月)販売中です。
◉特典
・友の会割引 弊社のすべての出版物を、15%引、送料無料でご購入いただけます。
・皓星社主催のイベント参加割引
・ざっさくプラス&じんぶつプラス利用権
・ご希望の雑誌の目次をざっさくプラスに搭載(時期は相談)。雑誌を貸していただける場合は、入力データを提供します。
・お誕生日プレゼント(お好きな弊社の本を1冊プレゼントします。価格上限は皓星社友の会の一般価格になります)
◉価格
一般:年間12,000円 学生:6,000円 (税別)
※学生割引を希望する方は、ご所属大学ドメインのメールアドレスでお申し込み下さい。
詳しくはこちらの「皓星社友の会」をご覧下さい。
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☆ 編集後記
6月はプライド月間です。樋上典子『学校では教えてくれない性の話』は「包括的性教育」を小学校高学年~高校生に理解しやすい授業形式で書いた本で、第3章ではジェンダーとセクシュアリティの多様性について解説しています。ジェンダーバイアスやSOGIにかんするハラスメントについても書かれていて、あらゆる共同体のなかで生きる大人にも読んでもらいたい内容です。この春に改定版が出た「東京大学における性的指向と性自認の多様性に関する行動ガイドライン 」も併せてぜひ。(ようやく)基本計画の進みはじめた「LGBT理解増進法」は大切ですが、「差別禁止法」にできないのはなんなんだ…? 国家レベルのピンクウォッシュでありませんように。 (田中)
小林昌樹さんの寄稿、前号編集後記で「2回シリーズ」と書きましたが、3回目もやることになりそうです。乞うご期待。自分の連載では、「じんぶつプラス」の推薦者にも名を連ねていただいている、“仰ぎ見る先輩”飯澤文夫さんに草稿をお送りして事実誤認を正していただきました。厚く御礼申し上げます。 (河原)
国民投票法改正案の話題を身内のLINEグループに投げたところ、既読はついたものの反応はありませんでした。普段も選挙前などは比較的政治について話す関係だったのですが、どうして……そして、どうすれば……と落ち込んでいました。投票にいくという主体的な行動が伴うトピックに関しては傾聴されてきたものの、「こんなやばい法律改正が!」「こんなあり得ない制度導入まで!?」という、「それに対してどのように動けば良いか不明」なトピックでは中々議論のテーブルについてもらえないことがあります。
若い世代でも、統計では「同性婚が認められないのは変じゃない?」「名字にも選択肢があっても良いのに」と思う方が多いにもかかわらず、当事者にならないマジョリティにとってはわざわざ積極的に声をあげる理由ではない。そんな現実の不動さに打ちのめされることもあります。マジョリティにとって、無言・不動は現状の追認です。声をあげましょう。FAXを送ってやりましょう。(楠本)
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